近年、動画選考が、インターン選考や本選考に取り入れられる事が多くなりましたよね。

と考え、自分で選考のハードルを上げてしまっている就活生が多々見受けられます。
私自身もその中の一人でした。
動画選考で悩み、色々試し、何度も落ちました。
でも、あるとき、動画選考に対して、考え方を変えました。

このように考えるようになってから、動画選考を通過できるようになりました。
今回は私が動画選考を突破できるようになった考え方を、詳しくお伝えします。
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目次
動画選考とは?

動画選考とは大きく分けて、2種類あります。
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- 「動画面接」型
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- 「動画PR」型
それぞれについて、解説していきます。
動画選考種類1:動画面接型


動画面接型は、動画の撮影開始と共に面接同様の設問が開示され、時間内に回答するというものです。
私が就活をする中では1度しか遭遇しませんでしたが、事前準備無しでこれに当たるとパニックになります。
だって、動画を撮影開始した瞬間に、色々なことを訊かれるわけですからね。
この動画面接型の対策としては、外資就活やみん就などの掲示板から、事前に選考の情報を確認することです。
その後の対策は、普段の対面の面接と同じで、想定質問に対してある程度の回答を作っておくことですね。
動画選考種類2:動画PR型


私は就活をする中で、この動画PR型の動画選考に多く出会いました。そして何回も受けたり落ちたりを繰り返し、コツを掴んだのもこのタイプです。
どういうものかというと、事前にお題が課され、それに関する制限時間内の動画を撮影し、企業に送信するというものです。
お題はメールで来ることが多いので、考える時間的な猶予があります。


動画選考の失敗談

目立ったもん勝ちだと思い込み失敗したのが、何を隠そう私です。
何とか目立とうと試行錯誤した私は、某お菓子メーカーの動画選考にて、その企業の商品をマイクに回答をするという死にたくなるようなおふざけをかまし、見事落選しました。

動画選考では「目立てばいいというわけではない」と分かってもらえれば嬉しいです。
動画選考の意味を考えよう


普通はESとテストを通過したら面接に進みますよね。でも、その間に動画選考を入れている。
ということは、企業は「このひと手間でどんな人材を落としたいと考えているのか」を考えれば良いんですね。
おそらく普段の仕事で忙しい社員(面接官)が、わざわざ面接で時間を割いても良いのか?を見ています。
つまり基本的なコミュニケーションが取れるのかどうかを判断されていると考えましょう。
せっかく面接官が時間を割いたのに、声が小さかったとか、無表情だったとか、姿勢や身なりが悪かったとか、内容以前の致命的な問題があったら、面接官の時間が勿体ないじゃないですか。
ですから、「私は元気にコミュニケーションを取れる人間です!」という事を伝えればそれでいいはずなんです。
大事なのは、内容よりも目と耳から判断する印象です。
動画選考で求められていること


こう思った方、本当にそうでしょうか?
以下に、7つの基本的コミュニケーションを書きました。これら全部が完璧にできている人は、そこまで多くないはずです。
自分は大丈夫か、1つずつ確認してみましょう。
動画選考の基本1:笑顔
まず、カメラに向かって口角を上げて話をしましょう。
対面の面接ならまだしも、送られてきた動画が無表情だったら、どんな人かわかりませんよね。
恥ずかしいからこそ手を抜きがちですが、大きく差がつきます。
動画選考の基本2:姿勢
最初から最後まで、まっすぐ姿勢を正しましょう。
揺れたり曲がったり、身振り以外で手遊びしてしまったら即撮り直しです。
逆に、話の流れに合わせた身振りや手振りを入れることで、相手の見やすさや理解しやすさに繋がります。
動画選考の基本3:目線
就活生に多いですが、カメラに映る自分から目を逸らさないでください。
何かを思い出してるかのように上を見たり、恥ずかしくなって視線をズラしたら撮り直しです。
今話している相手はカメラなので、堂々とした姿を見せましょう。
動画選考の基本4:声量
声に元気が無かったり、暗い感じだと、会ってみようと思えませんよね。
声が聞き取りづらかったり、モジモジした印象を与えないためにも、ハキハキ話しましょう。
恥ずかしさに負けて忘れがちな部分なので注意が必要です。
動画選考の基本5:抑揚
自分が特に伝えたい事は抑揚をつけて話しましょう。
一定のトーンで話すと、文章を丸暗記したロボットのように見えてしまいます。
そうすると、話の強弱がわからず、相手に伝えたいことが伝わりづらいです。
男性は声が基本的に低く、暗い印象になりがちなのでいつもより少しだけ高い声で話してみると良いです。
動画選考の基本6:スピード
動画選考では特に、聞く人の視点にたって、ゆっくり話しましょう。
おそらく、ESと同様で動画は1回しか見てもらえません。
「この人の話は、なんか早口でよくわからなかったな」と思われないよう、スピードと間に拘ってください。
動画選考の基本7:結論ファースト
ESと同様、たくさんの人が動画を提出します。
提出した動画が、最初から最後まで見てもらえる保証はありません。
そのため、相手に自分の意見を確実に伝えるため、まず、必ず結論から述べましょう。
結論⇒理由や例示⇒まとめみたいなイメージで話すことがオススメです。
動画選考もコミュニケーション


以上のような基本的コミュニケーション=相手の視点に立った話し方って、シンプルで難しいんです。
だからこそ、ここで差がついていると思っています。
私自身、就活後半の動画選考は上記の基本的部分だけに拘り、毎回50回以上撮り直し、すべて通過しています。
プレゼン風の紙を用意したり、背景に拘ったりするのも、あなたの戦略と意図次第なので良いと思います。
しかし、一番大切にしてほしいのは基本的コミュニケーションです。
「私は基本を押さえています!中身を見てください!」と伝える事です。
高校生を想定してみよう
上記の基本的コミュニケーションが難しい!と思った方は、高校生に対して授業をするつもりでやってみてください。
高校生に真顔で話しますか?高校生が難しい専門用語を知ってますか?ペラペラ話して、高校生はメモをとれますか?
高校生に対して笑顔で元気に、メモしてほしい所を強調するイメージでやってみてください。
きっと分かりやすく好印象な動画が仕上がります。
取り組み方の1つのアイデアとして参考にしてみてください。
動画選考の動画も添削が必要
どうしても主観で判断してしまうのが人間です。
どんなに納得できる動画が撮れても、なるべく客観的な添削をしてもらうのが確実です。
恥ずかしいと思いますが、友人や身近な大人に積極的に見てもらいましょう。
ここで見てもらうのは、内容より印象です。
聞き取りやすいか、見てて不快感はないか、暗い印象が無いかを他人の目で判断してもらいましょう。
余裕がある人は「早送り対策」を
ここまでお話したことが完璧に出来ている人は、「早送り対策」をしてもいいかも。
企業によっては、応募者が多いことから早送りで選考しているとの噂もあります。
ESやテストで絞られていない段階の動画選考は、提出者が多いことからこのような選考が行われても不自然ではありません。
プラカードを持ってみるなどの工夫をしても良いと思います。
しかし、目線は絶対カメラから外さないでください。
動画選考まとめ
少しは動画選考のハードルが下がりましたか?
書類選考と面接の間に、この選考が入れられた意図を考えれば、そこまで無理難題を押し付けられている訳じゃないと理解できるはずです。
動画選考は、本当に恥ずかしいものです。
ここで一時の恥ずかしさに負けて逃げたり妥協したりするよりは、人生をかけて本気で臨んだ方が悔いが残らないはず。
この作業に真剣に取り組むと、面接もめっちゃ上手になれますよ。