【ミドルベンチャー就活】就職か?就職以外か?「何がしたいのか」を考え続けた就活

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Kさんの就活スケジュール

自分の進路で悩みに悩み抜いたというKさん。「なぜ就職するのか」、という根本的な問題にも立ち返りながらご自身の進む道を決められました。
ミドルベンチャーに就職を決めたその思考を辿っていきましょう。

キャリオン

ミドルベンチャー企業から数少ない採用枠を勝ち取ったKさんにお越しいただきました。よろしくお願いします!

Kさん

よろしくお願いします!

内定企業

ミドルベンチャー1社

2年生11月 就活を意識し始める
1~3月 イベントに参加し始める
ケース面接の対策開始
3年生4~6月 ベンチャーの早期選考
サマーインターンの対策
5月キャリモモ入会
7~9月 テスト勉強
インターンに参加
9月中旬 予定を一旦リセット&進路についての整理期間
10,11月 志望会社の早期選考&内定

幼少期からの思いが今でも指針に

キャリオン

Kさんが就活を意識し始めたのは2年生の11月とのことですが、きっかけは何ですか?

Kさん

外資系戦略コンサルティングファームに就職した先輩からお話を聞いたことがきっかけです。その先輩は早くに就活に取り組み、早くに内定を貰って就活を終えていました。そのため、就活は早めに取り組んで早めに終わらせるものというイメージを抱きました。

キャリオン

なるほど、そこで1月から行動に移された訳ですね。この頃はどのような動きをされていたのでしょうか?

Kさん

就活イベントに参加したり、あとは周囲の影響で戦略コンサル企業を見ていたこともあってケース面接の対策をしていました。選抜コミュニティへも参加していましたが、早々にコンサル志望から切り替えたので、離脱しました。

キャリオン

なぜ結構早めの段階でコンサルからの切り替えを行ったのでしょうか?

Kさん

小さい頃から、自分の手で何かをして人を救いたいという思いがあったからです。自分主体で何かを届けたいというこだわりがありました。新卒でコンサルに行く道も考えましたが、早くから事業を自分で作る環境に身を置こうと思い、事業会社を見るようになりました。

自問自答を繰り返した9月

キャリオン

なるほど、事業会社ひいては事業家としてのキャリアを志しているのですね。はっきりと目標を持ちながら就活をされていたと思うのですが、9月にある整理期間にはどのようなことがあったのでしょうか?

Kさん

9月以前に、コンサル・ベンチャー・日系大手含めかなりの数のインターンに参加したのですが、ここなら自分は成長出来るというイメージを持てる会社がかなり少なかったんです。そこで「なぜ就職をするのか」「就職以外の道もあるのではないか」と考え始め、一体どういった道に進むべきなのかがわからなくなってしまったんです。

キャリオン

なかなか高度な悩みですね…。その悩みはどうやって解決されたのでしょうか?

Kさん

1人の時間を大切にしましたね。本を読んだり、過去を振り返ったり。事業会社に行きたいという思いも一度フラットに考えて「本当は何がしたいのだろう」とひたすら自問自答していました。考えを巡らせに巡らせた結果、月並みな表現になりますが「やっぱりベンチャー規模の事業会社に行って自分でどんどん仕事を回していきたい」という結論に辿り着きました。それが10月の頭でした。

キャリオン

自分の意志を確かめるための整理期間だった訳ですね。その結論に至ったということは、内定先は事業会社でしょうか?

Kさん

そうですね。自社内で事業の展開・拡大を繰り返している会社です。1年目の頃から中途入社とほとんど変わりなく、自分が関わる事業に対して裁量権が大きく与えられる環境です。また職種別で採用をしていることもあり、専門性を身に付けつつ、事業を回すというジェネラルなスキルを求められる立場に立てるということが魅力的でしたね。

キャリオン

1年目からそこまでの裁量権が与えられる会社となると、それなりに難易度も高いと思いますが、内定を貰えた決め手は何だとお考えですか?

Kさん

ありきたりですが、性格の一致が大きかったと思います笑。夏休み前にインターンに行った際に、事業内容や働いている人たちの雰囲気が自分の理想に近いものだと感じました。会社側も自分に対してそのように感じてくれていたのだと思います。もちろん、最低限の論理的思考力といった、採用する上での条件は満たした上でのマッチングだと思ってます。

キャリオン

おめでとうございます。改めて就活を振り返ってみて、良かった点と悪かった点をお伺いしたいです。

Kさん

まず良かった点としては、流される部分と流されない部分でメリハリを持てたことです。自分だけで突き進んでは視野が狭くなってしまう恐れがあるので、周りに流されてから概観を眺めるフェーズがありました。周りに流されてコンサルに向けて就活をしたら優秀な人と出会えましたし、日系大手を受けたら逆説的に一緒に働きたい人の軸がはっきりしました。その中でもコンサルを選択肢から外したことや自分が本当は何をしたいのかに立ち返れたことに関しては、流されずに自制出来た良い例でした。

Kさん

悪かった点よりは辛かった点になるのですが、3~5月くらいに1人で就活をしていた時期があったことです。選抜コミュニティを一緒に受けていた優秀な仲間に囲まれて1,2月は就活をしていましたが、コンサルを選択肢から外した瞬間に同じ目標を持った仲間が居なくなってしまいました。精神的に辛かったのを覚えています。

キャリオン

1人は辛いですよね。時期的にもこれがキャリモモ入会に繋がるのでしょうか?

Kさん

そうですね。他の業界を志望している人たちはどこにいるのか探していくうちにキャリモモに辿り着きました。

キャリモモの正しい使い方は?

キャリオン

キャリモモ内ではどのように就活を行っていましたか?

Kさん

キャリモモ生と話すことで就活の概観を掴もうとしたり、壁打ちをしていました。僕的には就活仲間というよりも本当の友達みたいな人達と出会えました。

キャリオン

これからキャリモモに入会する就活生に対して、どのように使うべきだとアドバイスしますか?

Kさん

キャリモモ内にあるリソースは使い倒すべき、です。キャリモモ生から話を聞いたり、運営の方々に頼ったり。キャリモモ内ではGiveが重要視されている傾向がありますが、その中でもしっかりとTakeを意識しないと勿体ないです。Giveすることによってどんなメリットがあるか、自分がこの団体の中で得られるものは何なのかを意識しないと、ただの良い人で終わってしまって、就活の成功には直結しえないと思います。そこは要注意です。

キャリオン

他の方々とは違った視点を頂けました。ありがとうございます。

後輩へのメッセージ

キャリオン

Kさんとは少しニュアンスが違うかもしれませんが、就活において「自分が何をしたいのかわからない」という人は一定数いるかと思います。そんな人たちへのアドバイスをお願いします。

Kさん

仮説を見つけることをおすすめします。一旦何か「これかな?」という目安を付けてそこに向かって進んでみること。きっかけは何でも良くて「近日中に面接があるからそこに向かって本気で対策してみよう」でも良いと思います。目安を付けてそこに向かうことで、違和感を覚えたら違う方向へ向かうきっかけになりますし、「それだ」と見つかることもあるでしょう。とにかく一旦どこかへ向かうことが大事だと思います。

キャリオン

頭で考えることも大事ですけど、実際に動いてみても良いということですね。他にも「これをやっておいた方が良い」というものはありますか?

Kさん

ロジカルシンキングとWebテストですね。どう言われたらどう整理してどう答えるというスキルは、インターン・面接・社会人との会話と、どのフェーズでも必須なので、そこを意識的にやっておくと後々役に立つと思います。テストに関しては、早めに取り組んで対策しておけば問題ない分野なので、努力しましょう。

キャリオン

基礎固め、という感じですね。では最後に応援メッセージもお願いします!

Kさん

自分が迷っていることは他の人が迷っていたり先人も迷っていたりするので、本を読んだり人に相談するということは、結構大事です。そこに思わぬ手がかりが隠されている場合もあります。頑張ってください。

キャリオン

非常に思慮深いKさんからのお話でした。ありがとうございました!

オマケコーナー:思考整理の必需品

『イシューからはじめよ』

マーケティングの本やコンサルの本、啓発本と無数に本を読んだというKさん。9月の整理期間でも特に役に立った1冊を教えて頂きました。

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